AIに自社が出てこないときは、①AIがサイトを読める状態か、②「何を頼める会社か」が一文で書いてあるか、③自社サイト以外にも同じ事実が載っているか、の順に確かめて直します。専用のファイルや特別なタグを足すだけでは出てきません。Googleは、AIによる概要に出るために特別な最適化は要らない、と公式に書いています。
この記事では、OpenAIとGoogleの公式資料で言えることと、AI会社台帳(会社の情報がAIにどう伝わっているかを測って整えるサービス)が2026年10月4〜5日に17社で測った結果をもとに、確かめる順番と直す順番をまとめます。
最初に、どちらで困っているのかを分けておきます。直すところが違うからです。
| 困っていること | AIへの聞き方の例 | 主に直すところ |
|---|---|---|
| 社名で聞いても、正しく説明されない | 「〇〇株式会社はどんな会社ですか」 | 会社の基本情報(社名・所在地・事業)の書き方と、その出典 |
| 頼める会社として紹介されない | 「〇〇市で、〇〇を頼める会社を教えてください」 | 何を頼めるかの書き方、中身の具体さ、自社サイト以外での載り方 |
当社の測定では、公式サイトのある会社は、社名で聞くとおおむね正しく説明されました(別に社名で聞いた6社は、すべて正しく説明されました)。一方で、社名を入れずに「頼める会社」として聞くと、17社中8社は名前が出ませんでした。多くの会社が困るのは、後者のほうです。 外注先を探している人は、社名を知らないので社名では聞きません。
どれだけ中身を整えても、AIの仕組みがサイトを読めなければ始まりません。AIは「クローラ」と呼ばれる自動の読み取りプログラムでサイトを読みに来ます。ここは公式資料で言えることだけ書きます。
| AIの機能 | 読める状態の条件(公式の記載) | 確かめ方 |
|---|---|---|
| ChatGPTの検索 | OpenAIのクローラ「OAI-SearchBot」を robots.txt(クローラに読んでよい範囲を伝えるファイル)で止めていないこと。止めたサイトは検索の回答に出ない(リンクだけは出ることがある) | サイトの /robots.txt を開き、OAI-SearchBot や全体(User-agent: *)を Disallow していないか見る |
| GoogleのAIによる概要・AIモード | Googleの検索に登録(インデックス)され、検索結果に説明文(スニペット)を出せる状態であること | Googleで「site:example.co.jp」のように自社のドメインを付けて検索し、ページが出るか。ページに「検索に載せない(noindex)」「説明文を出さない(nosnippet)」の設定が入っていないか |
自分で見るのが難しければ、ここは制作会社に「robots.txt と noindex の設定を確認してほしい」と一言頼むのが早いです。 公開前のテスト用に入れた noindex が残っていたり、海外からのアクセスを止める設定でクローラまで止めていたりすることがあります。
補足が3つあります。
御社はAIに紹介されていますか?
社名とURLだけで、4つのAIに聞いた結果を無料でお送りします。
読める状態が整っていても、紹介されるとは限りません。当社は2026年10月4〜5日に、経済産業省のDX認定を受けた中小のBtoB企業から選んだ17社について、ChatGPT(ログインなし・毎回新しいチャットで1回ずつ)に、外注先を探す人と同じ聞き方で聞きました。
| 業種 | 聞いた会社 | 名前が出なかった |
|---|---|---|
| 製造 | 7社 | 4社 |
| 建設 | 4社 | 1社 |
| 調査・設計 | 2社 | 1社 |
| 卸・IT・サービス | 4社 | 2社 |
| 合計 | 17社 | 8社 |
17社とも公式サイトがあり、事業内容もきちんと書かれている会社です。それでも半分近くは「頼める会社」の候補に入っていませんでした。
ChatGPTは紹介した理由も書いてきます。その理由を並べると、紹介された会社には3つの共通点がありました。
測定の詳しい条件と結果は「ChatGPTに『〇〇を頼める会社』と聞くと、どの会社が出てくるのか(17社で試した結果)」にまとめています。
上の確認と共通点を裏返すと、手を付ける順番が決まります。お金がかからない順でもあります。
5番がないと、何が効いたのか分からないままになります。直す前に、今の答えを日付つきで残しておいてください。
「AI対策」の記事では、llms.txt(AI向けにサイトの要点を書いたファイル)や構造化データ(会社情報を機械が読める形で埋め込むタグ)を勧めるものが多くあります。
先に知っておいてほしいのは、名前を聞いたことがなくても困らない、ということです。Googleは公式資料で、AIによる概要やAIモードに出るために、新しい機械向けのファイルやAI向けのテキストファイル、特別な構造化データは要らない、と書いています。Googleの検索に関しては、これらは出るための条件に含まれていないということです。
当社のサイトにも llms.txt と構造化データを置いていますが、それは「AIが読むときの補助」としてです。これだけで紹介されるようになるとは言えません。順番としては、上の1〜4(読める状態・頼めることの一文・具体的な中身・自社サイト以外の出典)が先です。
Wikidata(AIや検索エンジンが参照する公開の知識データベース)も同じです。Wikidataに会社を載せるには、ウィキペディアなどのページがあるか、信頼できる公開の出典で説明できることなどが求められます。自社サイトしか出典がない会社は、載せても消されることがあります。報道や業界紙など、自社以外の出典ができてからの話です。
ここまでのことは、自分でも確かめられます。
普段使っているChatGPTは、これまでの会話や記憶をもとに答えることがあるので、自社が出やすくなります。「自分で聞いたら出てきた」は、初めて探す人の画面でも出るという意味ではありません。 ほかのAIでの確かめ方は「自社はAIにどう説明されている?ChatGPT等で無料で調べる方法」にまとめています。
御社はAIに紹介されていますか?
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上の「直す順番」のうち、1〜3は自社で進められます。手間がかかるのは、4の「自社サイト以外に同じ事実を置く」と、5の「同じ条件で測り直す」です。
無料診断では、4つのAI(ChatGPT・Gemini・Google検索のAI・Claude)に同じ5問を同じ条件で聞き、御社がどう説明されたか、「頼める会社」として聞いたときに代わりにどの会社が出たか、何を出典にしていたかを、回答の全文つきでメールでお送りします(目安は3営業日以内)。入力するのは社名とURLだけで、営業の電話はしません。
AI会社台帳は、ChatGPT・Gemini・Google検索のAI・Claudeが会社をどう説明し、どの会社を紹介しているかを測り、事実ページ・第三者の出典・Wikidata・構造化データを一回払いで整えるサービスです(月額契約なし・無料診断あり)。まずは今の状態を、同じ条件で測るところからお手伝いします。
※公式資料の内容は、OpenAI「Overview of OpenAI Crawlers」(developers.openai.com/api/docs/bots)、Google検索セントラル「AI features and your website」(developers.google.com/search/docs/appearance/ai-features)、OpenAI「Introducing ChatGPT search」(openai.com/index/introducing-chatgpt-search/)、Wikidata「Wikidata:Notability」を2026年10月6日に確認したものです。当社の測定は2026年10月4日(1社は5日)に、上の条件で1回ずつ聞いた結果です。AIの答えは日によって変わることがあります。個別の会社名は伏せています。
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